さ か し ま
はちぐわつは南の海ゆ帰りきし水がはげしくぼくらを覆ふ
夕立ののち海みえてぼくの、きみの夏休みにて誰のなつやすみ
ほんのすこし前のたたかひ あさがほの
凋
(
しぼ
)
みしころに広ごれる雲
体当たりしてゆく友を追ひかけて幾万本のひまはりのなか
みんなで食べたすいくわのやうに赤いのがきみに届いた 雨が近くて
夕立のごとく降りくるものたちが街を焼いたの、ほんとだよ、沙羅
あの人の玉なる声をかき消して夕立ふればそののちは蝉
えいゑんの夏休みにて夕立が降るよみんなの機影みたいに
初出:2001/8/2-5 短歌パンチマンHP「四角いジャングル・炎の五番勝負・第五番」
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