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◆ 編集より ◆
ひとりの読者として、〈読みたい雑誌〉をつくりたいと思いました。作品が、その場に〈異なる声たち〉として存在している本を読んでみたい、と。
結社や世代を越えて、さまざまな個性を持った書き手たちが、外を向いて立っているような場、という印象をお持ちくださったのなら、幸いです。
[sai]創刊号では「差異」というテーマを設定し、「差異」をめぐって歌会と意見交換の場を持ったあと、自由に書いてもらいました。漠然と異言語や異文化との出会いを思い描いていた私の予想を裏切り、同じテーマに向き合って生まれたものでも、それぞれの書き手によって、出てきた表現は驚くほど異なっていました。そのあらわれかたの差異こそが、書き手たちひとりひとりの独自性なのではないかと、いま、感じています。
お互いの作品を読むこと、ひとりひとりの読者と作品をめぐりあわせること。作品と読者の間を渡す橋となり、またお互いの言葉が出会い、切りむすぶ場となるように、この雑誌を送り出します。
鈴木暁世
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