<第二十四夜 2006/1/27(Fri)> テーマ「燃え」 ★ 動詞で滑らかに繋げよ
エリン 昨年末のコミケにこっそり参加しました。来てくれた皆さん、ありがとー。
カラン卿 うう、寒い。こんな日はこたつに入って、買い溜めした同人誌を…。
エリン 何言ってるんですか! 今月のお題「燃え」で、寒さを吹っ飛ばしましょう!

声一つアニソンオフに燃やす夜心の翼メーテルの顔/やおちゅー

カラン卿 オタク的な情熱の注ぎ方でよろしい。だが、全体的に言葉の繋がりが弱いな。

燃え尽きよ千年王城有象無象邪魔も自滅も総て一興/水無月晶

『るろうに剣心』の志々雄。畳みかける口調にインパクトを感じるが、ただ言葉が並んでいるという印象を受ける。
エリン だからって説明してはダメなんですよね? じゃあ、どうすればいいんですかー。
カラン卿 動詞を滑らかに使い、言葉を繋いでいくのがコツだ。

認められたくてさあ往け黒い鳥燃やして燃やして師匠のために/ケイ

黒田硫黄『大日本天狗党絵詞』のシノブ。もし、「黒い鳥認められたくて燃やしゆく」という歌であれば、つまらん。「認められたく」に続くのが「黒い鳥」ではなく、「さあ往け」である点が一首を滑らかにしている。
エリン 重い意味を持つ言葉同士を「さあ往け」という軽い動詞で繋げているんですね。

陽炎の真っ只中にいるようだ怒れる君の瞳を見れば/鳴井有葉

カラン卿 『星界の紋章』のジントからラフィールへ。怒った君の目を見ていると、陽炎の中にいるように感じる、という歌。面白い、秀逸とする。君の瞳が陽炎のようだ、という歌ではないぞ、注意せよ!
エリン 上句の「陽炎」と下句の「君の瞳」を「いるようだ」という動詞で結んでるんだー。この二人の不思議な関係も巧く表現されてますね。主従関係のような、恋人のような。
カラン卿 それは興味深いな。では、次回の題は「主従関係」。

全円の月断つほどの切先を捧げば士郎、視野が眩しい

エリン 『Fate/stay night』のセイバー。あ、僕とマスターも主従関係だ。忘れてた。
カラン卿 ……。(いじける)

<今月の元ネタ>

もうすこしおまちください。
 

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