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2004年06月25日
短歌魔宮サイト プレ・オープン
読売新聞にて連載中の「カラン卿の短歌魔宮」の公式サイトがプレ・オープンしました!!
http://www.kurosekaran.com/erin/index.html
大人気絵師の竹さんによる超かわいいイラストつき。
過去の記事も読めますので、ぜひご覧ください。まだプレ・オープンなので、今後デザインは大幅に変わります。ステキなデザイナーさんが一生懸命作ってくれているところです。
サブカル短歌を募集していますので、ぜひ、ご応募ください!! ユニークな作品は新聞に掲載します(掲載分には薄謝を進呈)。選に漏れた作品も、後々サイトで紹介しようと考えています!!
今後、いろいろな企画を考えています。どうぞよろしく!! お友達にも紹介してね。
2004年06月18日
いよいよ明日です
予定を思いっきり無視して短歌魔宮第二夜がのびのびになっていますがー。ごめんなさい。もうちょっと待って。
で、いよいよあしたです。かなり御席がきつくなってきましたが、もしお時間あるという方おられましたら、ふらりとでもいらっしゃってください。楽しい会にするつもりです。懇親会なども当日申込で大丈夫です。
★ 大塚寅彦歌集『ガウディの月』を語る会
パネラー
藤原龍一郎 梅内美華子 古谷智子 菊池裕 黒瀬珂瀾(司会)
注・水原紫苑さんは急病のため出演できなくなりました。
日時 6月19日(土) 午後1:00開場 1:30開始
会場 東京芸術劇場大会議室 (JR・西武・東武 池袋駅西口すぐ)
http://www.geigeki.jp/
参加費 1500円
発起人 現代短歌・白の会有志
川田茂 菊池裕 都築直子 徳高博子 長谷川と茂古 堀田季何
黒瀬珂瀾
★ 当日 5:30より「豆花」にて懇親会があります。ぜひご参加ください。
http://r.gnavi.co.jp/g067051/ (会費4000円)
2004年06月08日
サブカル短歌魔宮 第一夜
サブカル短歌の伝道師、カラン卿である。
せっかくのブログであるので、ここでも短歌魔宮出張版を。ちょっと新聞とはおもむきを変えて。
そもそも、サブカル短歌とはなんであろうか? サブカルを詠みこんだ短歌? それも正解の一つだ。しかし、「アニメやマンガの名前が短歌の中に入っている」というだけでは、なぜわざわざそんなことをする必要ががあるのかわからんとは思わぬか?
サブカルを短歌に詠みこむことで何が実現できるか? ではここで、「一般的な短歌」においてサブカルを詠みこんでみた試みを紹介してみよう。
おぼつかな銀河鉄道さいはてに佇んでいるおれのメーテル
しみじみと「同棲時代」読み継ぎき何であんなに哀しかったか
机のうへにガンダムフィギュア並べいる男の夢の宇宙なにいろ 沢田英史
一首目の「メーテル」はみなよく知っているとおり、松本零士原作の『銀河鉄道999』のヒロイン。ここで、あえてアニメのキャラクターを出してきたことで、作者の中にある「少年性」が強調される。「ああ、ボクは何をしているのだろう。どこか、行けそうもないところまでボクをだれか連れて行ってくれないか。きっと、そこにはあのやさしいメーテルがボクを待ってくれているんだ。」
二首目の『同棲時代』は若いものたちには判らんかも知れんが、上村一夫原作のマンガ。70年代に大ヒットした。若い男女二人の愛憎を描いた、くらーい、かつ深い名作。これをリアルタイムで読んだ人たちは強烈な記憶を共有しているのだろう。そのマンガ一作によって心を結ばれている同世代に、「あのころはどうしてあんなに哀しかったのか、そしてどうして今の私はこんなに変わってしまったのだろうか」と訴えているわけだ。
三首目は説明不要であるな。これは、サブカル的アイテムが「自分にとってはやや共感しにくい存在」の象徴として使われている。
つまり、この三首はサブカル的なものを使うことで、それでしか表すこと出来ない感情や時代の特有性を示している。普通、短歌といえば、「伝統的な花鳥風月」ばっかりが使われていると思われがちかもしれない。でも、現代の私たちの生活や感情は「花鳥風月」では表現しきれなくなった。むしろ、「サブカル的なものでしかあらわせない感情」や「サブカル的なものを通じて分かり合えるコミュニケーション」さえ生まれている。それこそが現代性ではないのか!?!?!
今日もまた渚カヲルが凍蝶の愛を語りにくる春である
キラ、君のいる戦場へ翔るとき永遠までに五分たりない カラン卿
第一夜は、それの穏健的な試みを見てみた。では、さらに過激にしていくとどうなるか。次はそれを紹介しよう。第二夜は12日の予定。アディオース!!
◎ 今回紹介した沢田英史氏は昭和25年生まれ。40歳ころから短歌を始め、平成9年、「異客」50首にて角川短歌賞を受賞しデビュー。平成11年、第一歌集『異客』にて現代歌人集会賞。現在、「ポトナム」選者。引用は『沢田英史集』(邑書林)より。じきにbk1で買えるだろう。
★ 永井陽子さんの遺歌集『小さなヴァイオリンが欲しくて』。在庫発見。容易に手に入る最後のチャンスかも。
2004年06月07日
電車男
★ 清原日出夫氏が6日、肺炎のため死去。67歳。先生に続いて。やりきれない。
★ 今日発売の「新潮」に太宰治の新発見の小説が掲載される。比賀志英郎名義による「哀れに笑ふ」。「プロレタリア文学に触れ、従来の戯作調ナンセンス文学から脱皮する契機となった作品」とのこと、興味を引かれる。
★ 電車男。いろんなブログで話題に。作ってないかってくらいよく出来てる。そのまま小説になりそう。人間、一念発起すると変われるものだなー。またこのスレに集った連中がいいヤツらで(笑) お互いの事情を知りえない匿名者だからこそ出来る発言はある。新しいコミュニケーションの可能性を見る気がする。
★ どたばたしてる間に日記かけなかった。本や映画のことはちょっとくらいリカバリーします。
2004年06月01日
『短歌、WWWを走る。』『毬子』
★黒瀬が関係した単行本が二冊出たので紹介を。まずは『短歌、WWWを走る』(邑書林)。ネット上で開催された題詠マラソン2003を単行本化したもの。現状における「ネット短歌」というものの概観できる一冊。これを一読すれば、歌壇で云々されている「ネット短歌」の概念がいかに一元的で狭い視野の物でしかないと判断できるだろう。貴重な一冊となることは間違いないので、ご購入は早めに。
そして、もう一冊が吉屋信子『毬子』(ゆまに書房)。最近静かなブームを呼んでいる吉屋信子の少女小説。昭和12年刊行のものを復刻した。黒瀬は解説『「新しい」へと少女は歩く』を巻末に寄稿しました。