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2004年02月27日

★ 今日の読売新聞夕刊はPopculture欄の第二回です。えー、みんなついてこれてるかー? 萌えたんだぞー。私も最初企画聞いたときは、ついに……とか思ったが。すごい。最高。
 んで、カラン卿の短歌魔宮も第二回。少しずつ硬派な短歌論とかも混ぜていく。掲載された人も、今回は残念ながら載らなかった人も、前回は投稿しなかった人も、初めてここ見た人も、どしどしサブカル短歌を送ってくるように!! ちなみに私の新作は「マリみて」。 
 というわけで臨時ニュースでした。

投稿者 Karan : 03:20 | トラックバック

2004年02月26日

★ 今月のアートスペースに秋葉原へ/秋葉原から──現代美術とオタク的世界の交錯する場所という中村政人と森川嘉一郎の対談が掲載されている。面白い。森川さんや村上隆は最近話題の人なので良く知ってるだろうが、多分、オタクが殆ど知らないのが中原浩大だろう。日本でも最高レベルの美術家の一人だが、今ひとつ商業的には影が薄いのが残念だ。高校生のころ雑誌「太陽」か何かで目にして衝撃をうけたのを覚えている。日本アートシーンにおいてネオ・ポップという概念を切り開いた一人ということになるのだろうか。サブカルチャーや大衆の流行を作品に反映させることで、大量消費時代に伴走する形で、自己言及と社会や個人性への批評を描き出した。よく知られている作品としては玩具の不定形性を抽出して不気味さを具現化した「レゴ」などだろうか。もっとストレートにオタク文脈へつながるのはネット上には見当たらないなあ。

★ 三池崇史監督『ゼブラーマン』。前半どうも「痛くて」私の感覚には合わずに見るのがやや苦痛。ゼブラーマンの能力が目覚めてからは面白く見れたが、正直ここに「特撮」の面白さは存在しない。生ぬるく、構図の決まらない画面は、賛成はしないが、そういう演出なのだから良しとしよう。しかし、あの音声の悪さはなんだ。まともに声が拾えていないぞ。哀川翔主演100本目がこれになって、良かったのかなあ。いや、良かったのだろう、うん。それなりに面白かったし。

★ マーガレット・シュトローベル『女たちは帝国を破壊したのか』読了。当時女性たちはアフリカやインドのイギリス植民地における帝国主義を破壊したと批難され、現代においては植民地の解放者として賞讃される。それは本当のことなのか、という本。女性は、女主人として振る舞い男権的帝国主義を補強する役割をはたすと同時に、また、文化人類学や公衆衛生の向上を通して生活改善をもたらした。だが、そこにコロニアリズムへの疑いは見られない。とにかく、何でも一面的に見るということは危険だ。
 支配者と被支配者間でのセクシャリティ的越境は帝国主義を揺るがす危険なものだったという指摘はなるほど。植民当初は男性吏員は現地妻を持つのが当然だったが、白人女性が入植するに従い、階層の確立を強化するために異階層での性交渉は禁じられていく。このへんの分析はスリリングだ。とにかく、いつでもどこでも男性はエゴイストということか。

★ 高島裕より個人誌「文机」創刊号、砂子屋書房より現代歌人文庫『秋山佐和子歌集』が届く。「文机」は8ページの瀟洒な冊子。悲愴な決意に満ちている。

★ プロレタリア文学。今日は阪本勝『戯曲資本論』、藤森成吉『争ふ二つのもの』、中西伊之助『戯曲 武左衛門一揆』を通読。阪本は戦後、兵庫県知事。県立美術館があんなに豪華なのは阪本の遺風だろう。メタフィクションや劇中劇などを駆使してマルクス『資本論』を物語化した、左翼文学中の奇書中の奇書。藤森のはドイツの労働者の様子とソヴィエトの躍進を描いた小説。ソヴィエトの描き方が楽観的理想主義的すぎるし全体に図式的過ぎるが、テーマの大きさと視野の広がりが興味深い。中西のは寛政五年の吉田藩(愛媛西部)で起きた農民一揆の戯曲化。尻つぼみ感が強いが、読み物としてけっこう面白い。しかし、仕事とは言えプロレタリアに浸ってると変な気分になってくるな。

投稿者 Karan : 03:23 | トラックバック

2004年02月25日

★ 『マリみて』は「びっくりチョコレート(後編)」。祐巳がグジグジしてるのがもどかしいが、真剣に見出すとカナリ面白い。最後、箱の中にきれいなチョコが残っていたというのは、祥子お姉さまが食べたのは不味いヤツだったということだな。それをにっこり笑って……うーむ、やるな。
『十兵衛ちゃん2』も佳境か。第1シリーズの番長のシャツを詳細に調べたサイトがあったが、なんというか、データを一人分析する学者の勤勉さを思った(笑)。

★ 27日(金)、読売新聞夕刊の「カラン卿の短歌魔宮」の詰めを繰返している。面白いものになればいいが。ちなみに、今回の紙面はおそらくいろんな意味で衝撃的だから、オタクは首を長くして待つように。

★ オレンジ二つで朝食をすませる。外回りののち、最近進めているプロレタリア文学の読み込みをする。今日は秋田雨雀の『仏陀と幼児の死』(大正9)を通読。宗教的・精神的啓蒙が強い異色作だ。集中の「颱風前後」は自由主義恋愛の煩悶を描き、やや面白かった。帰り、古書店の3冊200円のワゴンから坪野哲久『昭和秀歌』(箱無し)、高橋睦郎『鷹井』(箱無し)、ドミニック・フェルナンデス『薔薇色の星』を拾う。

投稿者 Karan : 03:29 | トラックバック

2004年02月18日

★ 深夜、原稿の合間に「マリ見て」やら「十兵衛2」やら「ROD」やら見てたら、なんだか久しぶりにDVDとか欲しいな……などという邪悪想念が胸に湧いてきた。「ガガガ」はしんみりと最終回。……なんか、集めようかな、ががが。

★ 先日から『エーヴェルス短編集』を読み進めている。

★ 仕事の後、思い立って秋葉原のメロンブックスへ。急に同人音楽CD『お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!』が欲しくなったから。「おにどけ」に関しては「S県月宮事件の概要」を見てもらうとして、ネタだったとは言え、まあ、悪趣味である。そしたら、店内では「おにどけ」がBGMになっていた。ひでえ店だ(笑)。ついでに今まで買い損ねていた保健所さんのソフトを買おうと探す。今夜は「ガン・スリンガー・ガール」最終回なので、冬コミ売りだった『ガガガ 〜ンスリン ー・ −ル〜』にしようと思ったが、在庫僅少だったので『SYNAPSE ONLINE』を、つい。
「おにどけ」は高音が耳に障るのであんまり長い間かける気にはならないが、しかし、電波ソングとしての破壊力は郡を抜いているな。これに匹敵するネタソングは「ロ〇コンの歌」くらいではないか。べつにどっちが勝とうと社会には一切関係がないが。

★ 宮古島方言と格闘したり、板垣鷹穂の本を読んだりして仕事。

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2004年02月17日

★ 警察にもオタクはいるのだなあというポスター。駆けつけてくるピーポ君怖すぎ。変質者がプロトタイプオタクなのはなにか、自己憎悪か。

★ 最近、調べ物の必要があって部屋にいるときお経のCDを流している。もし音が漏れていたら、夜中とか近所の人は怖いと思う。すまん。

★ 週末、研究会があるのでそれに備えてエーヴェルスの「蜘蛛」を読んだ。実家の本の山の中に埋もれているのを思い出し、発掘してきたのだ。そしたらシュトローブルの短編集とかセニョールの『黒い櫃』とかも出てきて、なんでこんなの持ってるのか。「蜘蛛」は乱歩の「目羅博士の犯罪」のもとネタとなった小説だが、乱歩は科学的に事件を解釈しようとし、エーヴェルスは超自然的な存在を暗示させるという点で対照的になっている。ふうむ。

★ 今日はなぜか沖縄・宮古島地方の方言と格闘していた。解読できません。「あずまんが」の「あれ、シーサーやいびーん」の比ではない難しさ。これからしばらく仕事が大変そうな予感。

投稿者 Karan : 03:37 | トラックバック

2004年02月16日

★ 御大、皇国の守護者はやく書いてください。

★ ・・・・・・・なに? 豪屋大介=佐藤大輔じゃないのかって? そんなこと、私は知らんっっ!!

★ 色々なところで、さまざまな方向(主にネガティヴ)に話題を振りまいている(?)、富士見ファンタジア文庫の豪屋大介『デビル17(1) みなごろしの学園』を読了。先日酔っ払ってなぜか読売・I記者にこれを勧め、そしてさらになぜかI記者も買ってしまったというー。というのはさておき、西村寿行? セックス&ヴァイオレンスかよファンタジア文庫で。いろんな意味でファンタジーだな。微妙に視点がメタ的で、たまに主人公のものになりきってない思想がノイズのように飛んできて、読んでると説教されてるような気にもなる。突然凄い力を手に入れ、苦もなく肉体・頭脳ともに超人的能力を発揮し、美少女二人を自分の体に溺れさせ、それでいてどこか純情という、さんざん「童貞男子の妄想」をもういいよといわんばかりに描きつくし、主人公に「これこそがリアルなんだ!!」と謳歌させるところと、だんだん読んでて腹立ってくるころに「んなわけねーだろファンタジーだよゴルア」と叩き落すところがニヒルなのかもしれないが、だったら何なんだこの話。とりあえず、現代の「サブカル」が、かつてのサブカルをさらに「サブカル化」して分離したものになっているのだなあ、ということを良く教えてくれる作だとは感じた。それが主に商業的な囲い込みによるものだということも。

★  「未来」2月号が届く。未来年間賞に瀧野範子、阿部愛、笹公人、柴尾眞由美の四氏が選ばれている。大盤振る舞いだ。笹氏が唐沢俊一氏と川上史津子氏と出演していた昨夜のロフトのイベント、行きたかったのだが・・・・・・。誰かレポート希望。そして第二弾を望む。

★ 「新人立論」のコーナーに小論「『言辞』と『現実』」を寄稿した「短歌新聞」2月号が刊行された。多くの方のご高評を乞いたい。

投稿者 Karan : 03:42 | トラックバック

2004年02月15日

★ 夜、ハニーとお茶をした後、東京へ向かう。しばらくの遊行だった。 

★ 『めざせHERO!』は「踊る!大捜査線」の影響が大きすぎる警察物ヤオイ。リアリティがあるようでないような。傷害事件くらいで本庁の管理官が出てくるのかどうか。主人公も鋭いのか鈍いのか、その時折のご都合主義的に性格が描かれていて今ひとつぱっとしない。……が、やっぱり面白いので続きが読みたいな、と思う。しかし、これだけBLの世界では凄いのに、その他の世界に届くものがあまりないのは、やっぱり、作品の中にオリジナルなイメージが弱いからじゃないのかな、とも思うが。

★ かかし朝浩『エロ研』、摩訶不思議『熱い夜』、こだか和麻『めざせHERO!』を購入。前二冊はそれぞれ処女出版作。アグレッシッブっぷりが紛れもない『エロ研』だが、巻末の父親からのメッセージはどこまでネタだ? 『熱い夜』は80'sテイストの色濃いライトポルノといった感じか。もしかして結構レアな一冊かもしれない。

★ 先日より続いたインフルエンザ(未確定)も一段落。時間を取り戻さんと動く。知人が引っ越した後の家に次の買い手が決まるまでの間、本を置かせてもらっていたのを引き取りに行く。で、実家に持ち帰ったら私の部屋が埋まった。次に帰省したときは私はどこに寝ればよいのか。それはそーと、『エクセルサーガ』1〜10巻が行方不明。誰か見つけろ。

★ 寺山修司賞と河野愛子賞の推薦アンケートを返送。どの本が受賞することになるのか、楽しみである。

投稿者 Karan : 03:49 | トラックバック

2004年02月14日

★ 夜中の2時ころ、体に急激な異変を覚えて飛び起きる。強烈な嘔吐感に襲われ、トイレに駆け込んだ。結局朝まで半眠半起で過ごす。朝8時には出発するつもりだったのが、結局富山を離れたのは午後1時すぎになてしまった。特急サンダーバードの車中でアクエリアスを握りながらへろへろになって帰阪。帰宅後、やはり診察をうけることにした。市民病院の救急窓口で待つこと1時間弱。泣く子どもやタンカで運ばれて行く怪我人やらで、うーん、ブラックジャックによろしくな光景だ。ウイルス性もしくは細菌性胃腸炎ということで、インフルエンザかどうかはよくわからない。薬飲んで点滴うけたら気分がよくなった。
 今晩、文芸部の同期・後輩達が私の帰阪にあわせて集まってくれた。欠席はやむをえないかと思っていたが、せめて顔くらいは出そうと思いなおす。アイスクリームを食べて30分ほどいたに過ぎないが久しぶりに悪友の顔が見られて嬉しかった。
 明日になれば体調も戻るだろうと思いつつ寝る。旅先で発病すると本当に大変だ。結局原因は何だったのか。昨晩の酒か、生ものか、どこかでうつされたか、国際的陰謀組織の仕業か、あとはか。

投稿者 Karan : 03:52 | トラックバック

2004年02月13日

★ 午前8時代の特急サンダーバードに乗って富山へ。福井あたりから急に雪景色となる。途中、ガスが出て減速したが、結局それほど遅れはでなかった。どうも、今年の富山は例年に比べて相当な降雪量と冷え込みらしく、田畑などはまだまだ一面の雪。珍しいことらしい。
 市内・総曲輪(そうがわ)地区の鰻料理の老舗・川豊にて鰻の蒲焼で昼食。その後、所用を済ませる。夜は魚料理。美味いものばかり食べられて幸せだった。
 数時間後、どうなるかなどとはまったく考えもしなかったのである。
 るるいえるるいえ。

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2004年02月06日

★ それはそうと『萌えかん』。なんというかヤバめのウェーブが起こりつつあるのか(笑)。ついでに「萌えけん」。憲法まで萌えるというか、こっちはいろんな意味でビックウェーブだ。

★ どうして買う気になったのか自分でも解らんが『恋する英単語』(略して恋短)。久しぶりにバカ買い物をしたと思う。どこに出しても恥ずかしくない小銭狙いの『萌えたん』後追い企画。

 urge かりたてる、力説する
   【いま突然君をさらって、学校を飛び出したい衝動にurgeされてる】
 gravity 重大さ、重力
   【この愛がいかにgravityか、君はわかっているかい?】
 remote 遠い、遠く離れた
   【俺たち、どんなにremoteな場所にいても、心はいつも一緒だよね。】

 このしゃべりはルー大柴か? 萌えたんとちがって例文はこの日本語のみの英文なしで学習参考書として致命的。萌えたんのように一貫するストーリーもネタ的面白さもなく、単にイラストのついてる単語集というか、超突貫のやっつけというか。

 murder 殺害する、殺人
   【「たいへん、murder事件よ!! 警察呼んだ?」「呼んだけど、マーダーこない」】
 
 時たま出てくる、涙が出そうなしゃれはなんだろうか。こうやって覚えろとでも言いたいのか。さりげなくサイヤ人とかオーロラ・エクスキューションとか出てくるのだが、意図がわからん。単語の配列がカタカナ発音での50音順というのは理解不能。持ってること自体がネタというすばらしい一冊。買わないほうがよいぞ。
 ただ、過激なネタやバカネタも出てくる。

 reveal 現わす、暴露する
   【3回目のデートで彼は本性をrevealした。気の弱いオレは、犯された。

 あほか。あと、訳は書かないでおくが

   【「オレのどこが好き?」「patience強く突いてくれること」】

   【瑞基は電車の中でムリやりuniteさせられた。】

 電車の中ですんなよ。

★ 帰宅途中で寄った飲み屋でガルシア=マルケス『大佐に手紙は来ない』を読んだ。時間という暴力に打ち負かされていく物語。あまり関係ないが、石川美南の歌集『砂の降る教室』は、マジックリアリズムの歌集、と言えるのではないか、なんてことを歩きながらふと思う。

★ 本日は千葉の田舎にいた。倉庫いっぱいの在庫書籍相手に格闘。本は次々に作られる。そして、どうなるのか。ふと『本は生まれる。そして、それから』がよみたくなる。

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